2026-08-27

みなさん、こんにちは。
ネパールの洪水被害の映像が恐ろしいですね。
最初、AIかと思いました。
日本でも毎日のように豪雨被害。
水の力って、とんでもないなぁ。
きょうは石川や富山がたいへんだし。
被害がなるべく少ないように。
どうぞみなさんもお気をつけて。
てなわけで本日のご紹介は、
テイク&サンズのとんでもないコートを。
テイク&サンズが、
初めて手掛けたバルマカーン・コート。
これがホントに素晴らしい。
もう話したいところが山ほどあるんですよ。
それも本書けちゃうくらいに。
まず本体の生地がとんでもない。
表地は70/2ギャバジン。
100年以上の歴史を持つファクトリーで製作する、
世界でも稀といわれる最高級高密度ギャバジン。
原料はエジプトの超長綿、GIZAコットン。
超長綿ならではの光沢が美しいもの。
これを双糸使いにすることで
発色性・耐久性ともに格段に向上。
高密度であるということは原料を多く使うことであり、
当然価格も上昇します。
これ、生地代だけでもとんでもないんです。
そして作り込み。
まずはひとつづつお話ししやしょう。
このただならぬ雰囲気の、
取り外し可能姉妹な襟カバー。
表地はウール・フェルト。
裏はこんなんなってます。
もう、これだけでいくらかかってるのか。
っていうか、ここまでガチなものを作るのがすごい。
ちゃんと本体の立体的なラインに沿う作り。
これは手の込んだビスポークみたい。
レディメイドでこんなの凄すぎ。
当然、本体の襟裏もこう。
ペチャンコな襟のコートとは一線を画すもの。
もちろん一枚袖です。
これ以外ありえない。
本体にはベルト。
バックルは革巻き。
締めないときにも、
ずり落ちないようになってます。
袖口にもベルト。
後姿もこの通り。
ちょっとトレンチな雰囲気も。
裾は割れていません。
生地も手もめちゃくちゃかかる深いプリーツを。
足さばきを考慮しつつ、保温性もキープ。
本体には着脱式のライナー。
これも凝りまくり。
二重織りのコットンフランネルを、
さらにナッピング。
本体のライニングもすごい。
リップストップのオリジナル・バティック。
これは渓流に自生する植物と渓魚を模した柄。
あえてモチーフを簡略化し、
手描きで不揃いに描いています。
そこに伝統的なバティックに見られる『にじみ』を部分的に加え、
全体をモザイク化させることで複雑な柄に。
もう、どこまで手を掛けるのか。
そして洋服としてだいじな着心地のよさ。
オーナーデザイナー・山沢さんの言葉を。
TAKE&SONSの洋服は重くなりがちです。
ひとえに私が洋服に男らしい重厚感を求めているからです。
だからこそ軽い着用感になるよう心がけて洋服を製作しています。
その原理を簡単に説明させていただきます。
重たい物を頭上に置いて運ぶことは
理にかなっていると考えています。
重量が身体の中心にある背骨を抜けるからです。
私の設計理論はこれと同じことを洋服に求めます。
第七頸椎を中心としたエリアを『フィットゾーン』と定義し、
ここに正確に洋服を着地させること。
その際、肩先が僅かに身体から浮くうように設計することで
『軽い着用感』を生んでいます。
きょうのコバヤシは、
コンナカンジデ。
すでにコイツは購入済み。
これも貴重。
ロロピアーナのフォーシーズンズ仕立て、
ノースとD.C.ホワイトのコラボ、アンブロージオ。
シャツはルカⅡのトーマス・ロンスト。
FOBの153に、
フランス最後の名靴、
マランジュ・スペシャルのノール。
アーツのコーデュラスパン・トート。
これも生産中止で残りわずかです。
ノーザンのステンカラーといえばスリップオン。
まごうことなき大傑作。
でも、これもそれとは違う山の頂点です。
スリップオンをご愛用のひとにも着てもらいたい。
テイク&サンズの集大成ともいえるコートです。
TAKE & SONS ”BALMACAAN REMOVAL COAT” ¥173,800
JACKET / NORTH OF HEAVEN by D.C.WHITE ”AMBROGIO” LORO PIANA FOUR SEASONS SUPER 130’s ¥91,300
SHIRT / NORTH OF HEAVEN LUCAⅡ #004 ”THOMAS MASON” NAVY LONDON STRIPE ¥24,750
PANT / F.O.B. FACTORY F153 ”SELVEDGE DENIM TAPERED 5P” ¥28,600
SHOES / JOSEPH MALINGE ”NORD” ¥91,300
BAG / ARTS & CRAFTS ”CORDURA SPAN SQUARE TOTE” ¥57,200
けさのおさんぽ
けさは涼しかった。
風も強くなってきました。
タナベ